認知症講演会(レビー小体型認知症)

  • 2016年9月29日

「薬剤師のための認知症講演会」

宮崎市のMRTMiccにて行われた研修会に参加してきました。今回は一昨年も講義を行っていただいた大悟病院院長の井上先生のお話を聞くことができました。

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まず認知症の分類の再確認にはじまり、その認知症のなかで約5%を占めるといわれるレビー小体型認知症についての説明がありました。

井上先生は専門が病理ということもあり、実臨床において認知症の方の剖検では約20%がレビー小体型認知症であるという話をしてくれました。認知症は複数の型を併発することもあるため、病理学的診断とは異なる診断がなされることもあるかと思いますが、レビー小体型とアルツハイマー型との相違点を知ることは、治療法だけでなく副作用の発見に関しても役立つと思います。

今回の講演会では、服薬支援システムの紹介もありました。高齢者の独居や老老介護等、服薬のサポートを必要とする方は今後も多くなるかと思います。今後多くの服薬支援システムが登場してくると思いますが、こういったデバイスについて薬剤師が中心となり患者へ紹介をしたりすることになるだろうと感じました。