前年に収穫したお米の中から、質の良い籾種を選別して、それを最後、数日間水に浸けて置き、芽を少し出させる所までの作業をしました。
前年に収穫したお米は、まだノギや枝などが付いている状態で、このままでは均等に種をまくことができないため、電動餅つき機で、籾種と繋がっているノギや枝をバラバラにし、唐箕で籾種と籾種以外のノギや枝を選別しました。
唐箕の羽根車を回転させ風を起こすと、重みのあるお米の籾種は前方に落ち、軽いノギや枝などは遠くに飛んでいきます。分別した籾だねを、米袋に集めます。
塩水(比重1.15前後)にお米を網ごと浸けて沈んだ重みのある籾だけを種として使用。
浮いた籾は実のつきが悪いため種としては適さないので、取り除き食用にする。
すぐに水洗いをして塩分を落とす(水入りのバケツ内で揺する)
湯温処理(60度で7分)して殺菌消毒をする。
湯温処理後は素早く水で冷やし、数日間水に浸けておき、発芽させておく。※70度を超えると、お米が全く発芽しなくなる。20度以下の水なら、一週間程度で発芽。20度なら6日で発芽。