10月のおすすめ食材(ゆず)

  • 2016年10月6日

ゆずは柑橘系の果物でカボスやスダチの仲間になります。5月から6月頃に花が咲き7月には実がつき、秋の終わりに実が成熟していきます。

●柚子の栄養♪

ゆずにはビタミンCをはじめ、クエン酸や酒石酸、リンゴ酸などの有機酸、カリウムやカルシウムなどのミネラル類などが豊富に含まれ、また、果皮にもビタミンC香り成分であるリモネン、βカロテン、ヘスペリジン食物繊維であるペクチンなどが豊富に含まれています。

血流改善効果

ゆずの皮に豊富に含まれるヘスペリジンやリモネンには、血流を改善する効果があります。
ヘスペリジンには、毛細血管を広げ血液が流れやすいように働きかけ、温度を末梢血管まで運ぶため、体を温める効果があり、冷え性の方におすすめです。

有機酸による疲労回復効果

酸味が強い柚子には、有機酸(クエン酸、酒石酸、リンゴ酸)が含まれています。有機酸には、疲労回復や肩こりの解消、筋肉痛を予防する働きや、胃腸の調子を整えるなどの働きがあります。

●温熱効果

輪切りにしたゆずを浴槽に浮かべると、単に香りを楽しめるだけでなく、ゆずの皮にある精油分がお湯に溶け出して、体を芯から温めてくれます

また、精油成分リモネンには、皮膚に膜を張る作用があり、水分を逃さないため保湿効果があり、肌あれをなおし、肌をなめらかに美しくする働きもあります。

●リラックス効果

ゆずに含まれるリモネン・シトラールなどの香り成分が大脳に直接働きかけることで、脳をすっきりさせ、ストレスをやわらげるなどのリラックス効果をもたらします。

ビタミンCで美肌効果

ビタミンCは美容に良い成分ですが、柑橘系の果物の中では、トップレベルの含有量だといわれています。柚子のビタミンCは、リンゴの40倍、はちみつの1.5倍です。特に皮にビタミンが含まれているので、食べる際には皮まで食べたいところです。

●便秘を解消する効果

ゆずには食物繊維であるペクチンが豊富に含まれています。ペクチンは腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがあります。そのため、便秘の解消に効果があります

柚子の栄養素を効果的に摂取するコツ

栄養価は、果肉よりも皮のほうが多いといわれています。丸ごと栄養をしっかり得るには、ゆずのはちみつ漬けがおすすめです。柚子を薄くスライスして、種も皮も一緒にはちみつに漬け込むのです。そのまま食べても良いですし、お湯で割って飲んでも、体が温まっておいしいですよ。