中国語でもゴーヤは「苦瓜」というのですが、別名「涼瓜」とも呼ばれていて、名前から分かるように体の熱を取り去るので夏季にはうってつけの野菜です。また、苦味の成分が神経に働きかけて、気持ちをシャキッ!!とさせる効果もあり、暑さでだらけてしまいがちなときにもってこいの野菜です。
ビタミンC:肌のくすみやシミの原因であるメラニン色素の生成を抑え、コラーゲンの合成を助け、ハリのある健康的な肌には欠かせない栄養です。また、免疫力をアップして、ガンや生活習慣病を予防する効能もあります。
カリウム:利尿作用や血圧を下げる効果があり、むくみの改善、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防などの効能があります。
全体に鮮やかな緑色でイボイボがしっかりとし、密集しているもの。はりとつやがあり、見ためより重いもの。
大き過ぎるものや、黄色く変色しているものは、避けた方が良いでしょう。
生の場合(約1週間ぐらい)
ゴーヤを手に入れたら、早めに中の種とわたを取り除いて、水洗いせず新聞紙で包み、ビニール袋に入れて冷蔵保存します。そうすればビタミンCも緑色もよく保存されます。
高い室温で放置すると黄化が早まりビタミンCも損失されるので注意が必要です。
ゴーヤの苦味成分の一つであるチャランチンは、血糖値を下げる働きのあるインスリンの分泌を促すと言われています。また、ゴーヤには植物インスリン(体内でインスリンと似た働きをする)も含まれており、血糖上昇を抑えてくれます。