11月の食材 山芋

  • 2018年11月1日

●山芋の栄養

アミラーゼ:消化酵素の一種。米などのでんぷんを含む食材の消化を助ける働きがあります。アミラーゼが多く含まれているため、生で食べられる唯一のイモ類となっています。ジオスゲニン:ホルモンを作る原料になる事から、マザーホルモンと呼ばれているDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)を増やす働きがあります。このDHEAには、若さの維持ホルモンバランスを整えるストレス軽減アルツハイマー予防など様々な働きがあると考えられています。

●山芋の種類とオススメの調理法

長芋

長い棒状で一般的に流通している山芋。他の山芋に比べ水分が多く、すりおろすとサラサラしていて、粘りが少なめ細めに切りサクサクとした食感を楽しむ料理に向いています。

大和芋(いちょう芋)

扁平で粘りが強い山芋。イチョウの葉の様な形をしていることから、イチョウ芋と呼ばれることもあります。すりおろすと滑らかな粘りがあり食感も濃厚なためとろろだけではなく、つくね・すり身のつなぎにも使用されます

自然薯

長さが60cm~100cmほどあり、収穫まで時間がかかるため、流通量が少ない品種の山芋。すりおろすと箸でつかめるほどの強い粘りがあるためだしを加えてとろろにするのが一般的です。

●山芋の保存法

山芋は乾燥だけでなく、光や水気にも弱いので、なるべく早めに使いきりましょう。丸ごと保存する場合は、キッチンペーパーで包んでから新聞紙で包みます。寒い時期であれば、冷暗所で常温保存できます。冬季以外は、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。