白ネギ(根深ネギ) 長ネギとも呼ばれ、根元に土寄せして白い部分が長くなるように育てたものです。主に白い部分を食べます。
青ネギ 葉ネギとも呼ばれ、主に緑の葉の部分を食べます。京都の九条太ネギや、九条細ネギが有名です。
βカロテン(ビタミンA):眼の網膜にある光を感じる「ロドプシン」という物質の材料で、夜盲症(とりめ)の予防効果がある栄養成分です。葉の部分に多く含まれています。
ビタミンC:体に有害な活性酸素を分解する働き(抗酸化作用)があり、生活習慣病や老化の進行を、防ぐことが知られています。茎の部分に多く含まれています。
ネギには独特の強い香りがありますが、これは硫化アリルと呼ばれる栄養成分で、ニラや玉ねぎにも含まれています。硫化アリルは、血液をサラサラにして、血行を良くし、体を温める働きがあり、神経痛や関節痛などの痛みの緩和、冷え性の改善にも効果的です。さらに発汗を促しますのでかぜの初期症状に有効です。また、この香りには鎮静作用があり、興奮やイライラを鎮めてくれます。硫化アリルは水に溶けやすい成分ですので、水にさらす場合は短時間にし、また、加熱で失われやすい成分ですので加熱しすぎないようにしましょう。
冷蔵庫に入れるときには、新聞紙で包み、立てて保存します。
使いかけの場合は、白と緑の部分で分けてからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。