茄子はその全体の94%が水分でできています。だからといって栄養素がないわけではありません。ビタミン、カルシウム、鉄分、カリウム等をバランスよく含んでいて、これらの栄養素により生態調節機能が優れていると言われています。もちろんそれだけではなく、茄子には食物繊維が多く含まれており便秘を改善したり、大腸ガン予防や血糖値の上昇を抑えたり、糖尿病や肥満を防ぐ効果があります。低カロリーでヘルシーな茄子はダイエットの強い味方でもあります!
茄子の皮も実はいい働きをしてくれます。紫黒の色素は一般に茄子のアクと呼ばれているクロロゲン酸などの抗酸化成分「ポリフェノール」が含まれています。聞いたことのある名前ですね。この「ポリフェノール」は体の老化を防ぎ、動脈硬化の予防、ガンの発生・進行を抑制する作用があるのです。
そして茄子のヘタ、あれはさすがに使えないと思っている人もいるでしょうが、日本では民間療法として、ヘタを黒焼きにして塩を混ぜ歯槽膿漏予防として使ったりしているのです。
「秋茄子は嫁に食わすな」なんて言葉がありますが、これは秋茄子が美味しいからお嫁さんには食べさせないという意地悪なことわざではありません。これはお嫁さんへの思いやりから生まれた言葉なのです。上記にもありますように茄子は水分が非常に多い!涼しくなる秋に体を冷やしてお嫁さんが体調を崩さないようにという気遣いと、茄子には種が少ないことから子宝に恵まれないことを案じて食べさせないようにしていたそうです。
冷え性の人や特に体を冷やしてはいけない妊婦さんは茄子の食べすぎに注意しましょう!
へたの切り口が新しく、トゲが硬いほど新鮮です!表面はツヤツヤでハリのあるものを選びましょう!
保存する時は、水分が逃げないように1個ずつラップに包み、冷蔵庫の野菜室に入れてあげましょう。冷蔵室だと冷えすぎてしまうので野菜室が理想です。