主成分はでんぷんとたんぱく質で、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウムを含んでいます。なかでも食物繊維の一種であるガラクタンは、脳細胞を活性化させ、老化やボケを防止し、血圧・コレステロールを下げる効果があります。さといものヌルヌルの素でもあるムチンには、肝臓を丈夫にしたり、胃腸の表面を保護し、胃潰瘍や腸炎を予防する効果があります。こういったヌルヌル成分や食物繊維を多く含むさといもは、腸を整え便秘の改善にとても効果があります。
カリウムは芋類のなかでも比較的多く、余分な塩分を排出し、むくみや高血圧の改善に効果があります。主成分であるでんぷんに包まれたカリウムは熱による損失が少なく、汁物などでいただくのがおすすめです。
・土がついているものは表面が見えにくいのでおしりをチェックします。触ってみてふかふかと柔らかいものは傷んでいます
・丸い形で、ころころと太っているものを選びます。持ったときに重量感があるものを!
・皮の色が濃い茶褐色のものを選びます。黒いものは古いので避けます。
・皮に傷や芽がなく、表面が割れていないものを選びます。
皮の剥いてあるものを選ぶときは、赤い斑点がなく、白くてツヤのあるものを選びます。
泥つきのものは新聞紙に包み、湿り気を逃さぬように常温で保存します。
泥なしのものはビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存します。品質低下が早いので、なるべく早く食べるようにします。
皮が剥かれているものは、水に浸けて変色を防ぎます。これも同様に早く食べるようにします。
☆さといものぬめりは、のどの粘膜を刺激するため、せきやたんの出る人、風邪でのどに炎症を起こしている人や皮膚に化膿がある場合は、少しひかえたほうが良いですよ☆