現在私は、年中無休で８時半から２１時まで開局しているひまわり薬局生協病院前店に所属しており、おもに調剤業務を行っております。

小さいお子さんからご高齢の方まで幅広くご利用いただいておりますので、粉薬やシロップの調製、軟膏の混合、錠剤・カプセル等の一包化など調剤業務も多岐にわたります。

また、お薬に関する問い合わせへの対応も重要な業務のひとつです。夜間や土日祝日も営業しているためか、普段当薬局をご利用されていない方からも問い合わせのお電話をいただくことがあります。薬の服用方法や市販薬との飲み合わせなどで分からないことがありましたら、お気軽にお電話いただきたいと思います。

委員会活動では農業委員会に所属しており、季節の食材を使ったなるべく塩を使わないレシピを考え、薬局内で紹介しています。また、自分自身が自然の食材のありがたみを知るために無農薬のお米作りに参加しています。

　

いろいろな場面でやりがいを感じておりますが、一言でまとめると患者さんに喜んでいただけたときです。

例えば、薬が多くて飲み間違ってしまうような方へ一包化の提案を行い、「飲み間違いや飲み忘れがなくなって助かった」というお声をいただいたとき。

お薬や食事等に関する質問・相談に対しいろいろと調べてお答えして、「ご丁寧にありがとうございます」と感謝の言葉をいただけたとき。

薬局内で紹介・配布している農業委員会のレシピを「これ、もらっていいんですか？」とうれしそうにお持ち帰りいただいたときなどです。

これからももっと患者さんのお役に立てるよう幅広い知識と経験を身につけていきたいと思います。

　

高校生のとき、現会長（当時は社長）に薬剤師の仕事についてインタビューしたことがあり、薬剤師は調剤だけでなく、患者さんの病気を治すため、また病気予備軍の人、健康な人にも病気にならないためにあらゆる手段で働きかけていくべきだいわれたのが印象的で心に残っており、会社説明会に参加するきっかけとなりました。

その説明会で、会長だけでなく社員も「患者さんの病気を治す」という共通の目的のためにそれぞれが考えを巡らし、意見を出し合い、様々な委員会活動を行っていることを知り、自分もその一員として様々な角度から患者さんの健康の維持・増進に関わっていきたいと思い、入社を決意しました。

　

卒論研究も完成させなければならず、就職活動との両立が大変な時期だと思いますが、ぜひ自分の研究に関しても悔いの残らないよう全力を出し切ってほしいと思います。

きっとそれが将来自分の得意分野になるからです。研究に限らず、サークル活動など何か打ち込んでいることがあれば、それも自分の強みとして大切にしてください。

患者さんの病気を治すため様々な取り組みを行っている当社のような会社では、薬学的専門知識だけでなく、そういった強みも活かせると思います。ぜひ学生時代に身につけた知識・経験を存分に発揮してご活躍なさってください。